田中訥言 六歌仙図

https://dokurakuka.com

『ひそひそ』

六歌仙は在原業平 、僧正遍昭 、喜撰法師 、大友黒主 、文屋康秀 、小野小町の六人で構成される。訥言のデフォルメによって親しみやすい表現になっているものの、特定し難い人物は別の意図があるのか。  

森徹山 陸羽煎茶図

https://dokurakuka.com

『六羨歌』

陸羽は煎茶道において、祖師像と同様の意味合いを持つ。

「不羨黄金罍不羨白玉盃

不羨朝入省不羨暮入臺千

羨萬羨西江水曽向竟陵

城下来」

髙橋在靖 歴史人物図 三福対

https://dokurakuka.com
https://dokurakuka.com
https://dokurakuka.com

『太平記』

中央に万里小路藤房、左に楠木正行、右に児島高徳を描く。

三人の共通する物語として太平記から取材した画題であるとわかるが、三人として画題を成立させる作品は珍しい。

「ここも又うき世乃

人能とひく連ハ

空以く雲尓

や登もとめてむ」

林文波 百寿老図

https://dokurakuka.com

『摹池大雅』

様々な絵師が、先人の画風に倣い、作品を残す事は、修学による飽くなき探求である。文波の他作品には蕪村の模写作品も確認でき、意識的に大家を模すが、画風よりも画題への興味と見れる。

沖一峨 天狗お多福図

https://dokurakuka.com

『御用絵師』

近年の研究により多くの制作状況を知ることが出来るようになった絵師達。

その多忙さはさることながら、需要に応えるため多くの画題を描き続けなければならなかった。

掲出の画題もその一つであろう、一峨の作品としてはあまり見る画題では無いことからも、多くの需要に応えていた事がわかる。

愚堂東寔 「鉄嵬」書

https://dokurakuka.com

『兎角亀毛眼裏裁 鉄山当面勢崔嵬』

禅語は難解であり、解釈の答えは自身にしかない。妄想は目の前に大きな鉄山を作る。大きければ大きなほど。

片山楊谷 柘榴叭々鳥図

https://dokurakuka.com

『因幡派とか鳥取派』

2010年に鳥取県立博物館で開催された片山楊谷展の論考において言及された言葉で、鳥取藩は多くの個性的な絵師を輩出し、全国的にも名の知れた絵師は多く、一つの派閥(ジャンル)として見劣りすることがないことからこの様な言葉が提唱された。

因幡派の代表の一人として上げられる片山楊谷。

『毛描の楊谷』とも称される通り、虎の図が印象的ではあるが、掲出のような落ち着いた作品も描く事は、どの図様にも対応できる技術を持っている裏付けである。

柘榴の実は、結合という意味を表し、叭々鳥の吉祥的な意味合いと合わせて、子孫繁栄を表す画題の一つである。

参考文献 

成澤勝嗣「因幡画壇の黄金時代と中国趣味」『因幡画壇の奇才 楊谷と元旦展』図録 鳥取県立博物館 2010年

大林千萬樹 達磨図

https://dokurakuka.com

『直心人心 見性成佛』

遠くとも近くともわからない表情で見つめる姿。「直心人心見性成佛」この言葉が浮かぶ。

何にどのように向き合うことが一番なのかをひたすら考え抜き出す答えは特に正しくもなく間違いでもない。  美人画で名を馳せた千萬樹も晩年には京都や奈良に居を移した。達磨図等を描くことは、少なからず仏性に触れる機会があったのであろう題材として対象であったことは今日に残る作品からも伺える。